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2023年10月11日水曜日

アップデートの季節

毎月恒例のWindowsのセキュリティアップデートが10/10から配信されているようです。

丁度当日に教室のPCでWindows Updateを起動していたのですが、かなり大量に更新があったのか相当に時間がかかりました。

バックグラウンド処理でPCの使用中にファイルをダウンロードしておいて、後程再起動を促すように表示が出るかと思いますので、キリの良いところで再起動して最新の状態にしておきましょう。


それに、Adobeの2024年版のアップグレードも配信されていますね。

仕事で使うアプリの殆どが2024版なっていますが、Webサイト作成アプリのDreamweaverが2021のまま更新されていないですね...。
やはり主流がVisual Studio Codeになってしまって、Webアプリ開発もVisual Studioが中心になった今、遂に消滅する方向なのでしょうかね...。
個人的には結構扱いやすいアプリだと思うのですが。


特に現在、出講先の授業でメイン使いのAnimateは2024になっていますが、新機能は多くなく、マイナーアップデート的な感じですかね。特に問題はなさそうです。

2020年5月25日月曜日

ホームページ制作入門~ 画像とディレクトリ


ホームページ作成講座の動画を追加しました。
今回は画像の表示とそれに必要なディレクトリ・相対パスの説明です。

HTMLの学習で一番ややこしいところでもあるので、上手くまとめられたかやや心配ではあります。

今までの動画はこちらです。

2018年7月28日土曜日

PCの不調は再起動で


本日も起こったのでちょっと記録代わりに。

WindowsPCを使用していて、スリープからの復帰や起動後に無線LANが繋がらなくなる事があるようです。
以前、受講されていた方からヘルプの電話を頂いたり、自身でも体験した事があるのですが、こういう時は基本的にPCを再起動または有線LANに繋げてシステムを最新にアップデートした後に再起動で繋がるようになる事が多いです。

これにはおそらく2つの要因があって、一つはバックグラウンドでWindowsのアップデートが行われた際にネットワーク系のプログラムが更新された事。
もう一つはWindowsの更新適応を完全にする為には再起動する必要がある事だと思います。

実はWindowsではシャットダウンはいわゆるハイバネーション(休止状態)に近いようで、終了前のシステム状況をそのまま記録して次回起動を高速化するようになっているようです。

現在のMacやモバイルを含むコンピュータシステムはシャットダウンを前提にしていないところがあり、使い終わったらスリープかログアウトという形になっています。
その為高速起動を前提にした終了手順だと、コンピュータの頭の中が空っぽにならず、前の状態を引きずってしまう状態になっています。

再起動はコンピュータのシステムを一旦リセットできる方法となっており、新しく更新されたシステムでちゃんと起動し、以前のシステム設定を引きずる事がありません。

ですので、動作がおかしい時には念のためバックアップを取ってから、再起動をかけてみるとよいかと思います。

参考になりますでしょうかね?

2018年7月2日月曜日

Spotify始めてみました

7月に入って暑い日が続いております。
関西の梅雨は明けているんでしたっけ?
今週は台風が来そうですのでその後でしょうかね?

7月のスケージュールを既に公開しております。
特に6月と大きく変わったところはありませんが、遅い時間の対応が火曜日のみ不可となりますのでご了承ください。

受講された方が最近メジャーになりつつある音楽ストリーミングアプリの使い方に関してご質問されたので、Spotifyを試しに始めてみました。

PC用Webアプリ版プレイヤーの画面
基本は専用アプリをPC/モバイル共に使用するのですが、ブラウザ用アプリも用意されているところが使い勝手の良い感じです。

基本は定額料金での音楽聞き放題なのですが、Spotifyは広告モデルの無料サービスもあるので体験には持って来いですね。
ストリーミングとは音声ファイルをダウンロードしてデバイスに保存するのではなく、サーバーから常に音声ファイルを必要分ダウンロードしてはその都度削除し、デバイス内に音声ファイルを残さないようにする昔からある再生手法です。
イメージ的にはラジオが近い感じでしょうか?

何が異なるかというと、聞きたい曲やアーティスト、または気分などで「プレイリスト」という楽曲のリストを自動的に準備してくれたりする機能があるのです。

Spotifyでは最初に好きなアーティストをフォローするところから始まります。
登録が終わると選択したアーティストを基にしたプレイリストが作られ、自身の選択はもちろん、関連するだろうアーティストを自動的にピックアップして再生リストを作ってくれます。

自身のピックアップアーティストの一覧。
ここから各アーティストの楽曲を聞くことも可能。

自動生成されたプレイリスト。
選んだアーティスト以外に関連の深い楽曲が並ぶ。

音楽との出会いは私の世代だと、レンタルCDや雑誌、ラジオのオンエアとかになるのですが、今はこのような形で膨大な楽曲と出会う事が出来るというのはなんともうらやましい感じです。

2018年5月30日水曜日

Photoshop Express Windows版

Adobe社のフォトレタッチ(写真画像の補正)アプリ「Photoshop」の簡易版とも言える「Photoshop Express」のWindowsアプリ版がかなり高機能化していました。
Windows8から追加されているショップアプリで無料ダウンロード出来ますので、ちょっとした写真画像の加工には最適ではないでしょうか?
簡易版なのでトーンカーブのような本格的な色調補正機能はありませんが、ハイライト/シャドウの調整などで同等の処理は可能ですし、何よりも操作がしやすいです。

モバイルアプリの方もかなり高機能化していまして、フィルタやフレームの数も相当増えていますし、複数画像をコラージュする機能も追加されていました。(Windows版は今の所無いようです)

今後どのように発展するのか注目したいところです。

2017年8月31日木曜日

便利にはなりましたが


思わぬ落とし穴……ストアで買った「Adobe Photoshop」が「Windows 10 S」で動かない

 
Windowsストア登場時はあまりアプリの数も多くなく、便利なものは通常のデスクトップアプリケーションで賄う事が多かったですが、最近は少しずつですが増えてきた感じがします。
ですが、容易に購入・インストールが可能な分、こういう事もこれからどんどん増えて行くんでしょうね。

Windowsには実はいくつかのバージョンがあり、Windows10 Sというのは機能限定がされている分、セキュリティレベルの高いバージョンのようです。
アプリストア以外のアプリ導入が不可能だったり、ブラウザのデフォルトがEdgeに固定されていたりと、言わばAndroidやiOSのようなイメージでしょうか?

それ故、Photoshop Elementsの利用するシステム部分へのアクセスが不可になっているせいで起動できないようですね。

Photoshop Elementsは結構使ってる方が多くて、Photoshopのレッスンを受けたいという方の半分ぐらいはElementsユーザーだったりするので、ちょっとこの件は気になりますね。

2017年8月14日月曜日

Windows10アップデートでPaint3D

8月も半ばに差し掛かってお盆も終わりに近づきましたね。
京都に住んでいた頃はみたらし祭りで夏の盛りが始まった感じで、16日の山焼きで夏の終わりという感じでした。
奈良は特に何かあるかな?燈花会?

8月に入ってWindows10の大型アップデートが対応機種に随時適応されるようになりましたね。
最近PCが重いなと思ったら、ある日突然最新OSになんて事がある方も多いでしょう。

Windows10は7から8のような大型アップデートが基本的に無料かつ自動で行われるので、戸惑う方も多いでしょう。

今回、ざっと見たところ、システム関連の項目が増えていたり、アプリケーションが色々追加・変更されていたり、見た目に変わった感じが強いです。
ただ、基本操作は変わりませんので、その点は助かりますが。

その中でも話題になっていたのが「ペイント」アプリが追加されて「ペイント3D」という3DCGソフトの機能を持った物になった事です。
ペイント3Dの画面。
2Dペイントと3Dオブジェクトを一緒に作成できる。
ちょっと触ってみましたが、面白いですね、コレ。
手書き風に3Dオブジェクトを作成できて、その表面に「ステッカー」として2D画像や図形を貼り付けられて。
ちょっと前ならUVマップなんていうデータ作成をしなきゃならなかった事がいとも簡単に出来てしまう。それも直感的。

3Dでのデータ出力も可能なので、いわゆる3Dプリンタでの活用をイメージしたアプリなんでしょう。
巷では以前ほど大騒ぎしなくなった感がある3Dプリンタですが、それすなわち、既に一般化したという事なのかも知れませんね。

2016年11月18日金曜日

Instagram

Instagram

いつの間にかWindowsアプリ版がリリースされていた「Instagram」ですが、今や説明不要な程の人気アプリですね。

簡単に言うと「写真投稿SNS」。スマートフォンで撮影した写真画像にインスタントカメラ的なローファイフィルタをかけて投稿・共有出来るソーシャルネットワークです。
現在はFaceBookの傘下にありますが、基本コンセプトは一貫して変わっていないようで、個人的にもSNSの中では安心して楽しめるサービスです。
特に何が変わっていないのかというと、画像のアップロードにPCを使う事が出来ないという点。
これは、あくまでも個人が撮影したものを公開するという意味での縛りとなっていて、誰かが撮影した画像を無断転載したりSNSに見られる過度のマーケティングを避ける意味で非常に大きな意味を持っています。(もちろん全く迷惑な行為が無いという訳ではありませんが)
ですので、Windows版アプリのレビューにあるパソコンへのアプリインストールで画像アップロードが出来ないからダメというのは浅はかなクレームになります。(先行するWebアプリ版でも画像アップは出来ません)

後、基本的に自身で写真を撮影して共有するというのは文章を用いるよりも可視・不可視を合わせても「情報量」が多く、比較的相手を肯定的に見る事が出来て波風が余り立たない印象もあります。
TwitterやFaceBookと比較しても「穏やかな」SNSの様相で、Youtubeやニコ生のように視聴者をこぞって死に物狂いになるような感じも余りない気がします。

ただ、やはり画像情報を用いたプロモーションが出来るという事で企業の利用も増えており、 FaceBookの影響もあるのかマーケティング機能の強化が進みつつあります。
ですが、前述の通り基本コンセプトを崩していないので、あまり目障りに感じる事は少ないでしょう。

あまり肩肘を張らず、いい写真には素直に評価をあげつつ、上手い下手は別で自分の写真をアップして楽しむという面白いWebサービスだと思います。

2016年3月24日木曜日

Windows10の授業資料公開

4月からの講師業のために作成していたWindows10の基本操作マニュアルを公開します。

というのも、最初機種選定をPCで考えていたのですが、Macintoshになりそうなので、Mac版をこれを元にまた作り直す事になりそうなのです。
まぁ、両方使えるので良いんですが。

多分、これは日の目を見る事は無くなると思いますので、Windows10の乗り換え促進の意味も込めて、公開しておきます。

一応公開はしますが、画像・文章などの著作権は放棄しておりませんので、ご注意を。
個人的使用に関しては特に良識の範囲でお使いください。

デジタルメディア演習01
(別ウィンドウ・タブで表示されます)

2015年9月29日火曜日

Pixlr Mobile

Photoshop Express」「Snapseed」と続いて、前回紹介した「Pixlr」の中から「Pixlr Mobile」を紹介します。

【Pixlr Mobile】

(Windowsアプリはストアアプリから検索してみてください)

Pixlrはかなり多彩な機能を持ったレタッチツールで、機能的に言えばPhotoshop ExpressやSnapseedよりも高性能といえるかも知れません。
ただ、モバイルアプリは高機能だから良いという訳ではないので、自分なりの使い方をそこから見つけるのが重要になるかと思います。

今回は今までやって来たレタッチを同じくやった上で、併せて独自機能も紹介します。

・起動画面

Pixirの起動画面も至ってシンプルです。
「カメラ」はスマートフォンのカメラで撮影しながら編集を行う場合。
「写真」は撮影後の写真ギャラリーや各種クラウドサービスから画像を選んで編集を行う場合。
「コラージュ」は複数の画像をまとめた「コラージュ画像」を作る場合。
「新規」の部分にはデバイス本体の保存された最新の画像が表示されています。

今回もAndroid版をタブレットで操作しながら作業をしてみます。
先ずは「写真」を選んでギャラリーから画像を選んで開きます。
Pixirも至ってシンプルなインターフェース配置になっていますね。
画面上部にはメニューが有りますが、ヘルプ機能が基本なのであまり使わないでしょう。
「閉じる」は画像を閉じる。「完了」は作業を完了して画像を保存・共有できます。

では色調補正を行っていきます。

・画像補正

「調整」のパネルをタップすると、これだけの補正機能のパネルが表示されます。
実は最初に表示されているパネルは単なる入り口で、この多数の機能を使い分けながら作業を行うのです。

今回も先ずは自動補正機能を確認してみます。
画像の自動補正は「自動修正」と「自動コントラスト」に分かれています。
「自動修正」は画像の見た目を自動的に修正してくれます。
「自動コントラスト」は明暗差を自動的に最適化してくれます。

この辺りは今までのツールにも有りましたので、手軽に手早く作業したい方にはいいでしょう。

因みにNewのタスキが付いているのは新たに追加された新機能、またはその項目内に新たな機能が追加された場合に付くようです。

では、細かく補正作業をして行きましょう。

・明るさとコントラスト

Pixlrでは画像の明るさとコントラストを調整する機能が一緒になって「コントラスト」というパネルになっています。
「コントラスト」パネルをタップ後、表示された「明度」か「コントラスト」のパネルをタップするとスライダが表示されますのでドラッグして設定しましょう。
今回もやや明るさをアンダーに、コントラストをやや高めにしました。
パネルや画面上部に数値が出ますので操作しやすいと思います。
設定が決まったらこの設定で良いなら「設定」をキャンセルするなら「キャンセル」をタップします。
この一連の操作はPixlr共通のものです。

・カラー調整

では、色味を調整しましょう。
「カラー」のパネルをタップすると「色相」「彩度」「輝度」の3つの項目が選べるようになります。
色彩の勉強をされた方は分かると思いますが、これはいわゆる「マンセル表色系」の「色の三要素」になります。それぞれは以下の様な意味を持ちます。

  • 色相:色の種類
  • 彩度:色の鮮やかさ
  • 輝度:色の明るさ(明度とも)

マンセル表色系はこの3つの要素を調整する事で様々な色を創りだすという理論です。

先ず、今回は注目色の花のピンクをやや赤みを強くするために色相を+10しました。
花だけでなく全体が変更の影響を受けますが、同じだけ色味がズレていますのであまり気にならないかと思います。

次は彩度を調整します。
「カラー」の「彩度」は単純に鮮やかさの増減を行います。
ですので、彩度を-100にすると完全に色味がなくなります。

今回はこちらを使わずに色相だけ設定しておいて、もう一つの彩度調整「自然な彩度」を使います。

・自然な彩度

「自然な彩度」ではなるべく元のイメージを損なわないように微調整をしながら彩度調整が出来ます。
「カラー」の彩度よりも仕上がりが綺麗ですので、こちらを使うと良いでしょう。

これでほぼ色調補正が終わりました、意外にたくさんの機能がある割には基本的な調整が上手くまとめられているので使い勝手はいいです。

・切り抜き

ではトリミングを行って構図を調整します。
トリミングには「切り抜き」のパネルを用います。
操作法はほとんどのアプリ共通の構図をドラッグで整える形です。
また、あらかじめ準備された構図を使う事も出来ます。

・シャープ

画像の先鋭化を行う「シャープ」もチョット独特です。
Photoshopのフィルタの「アンシャープマスク」に近い感じでしょうか。
項目に「量」と「半径」が有ります。
試しにシャープの「量」を100にしてみると、確かにクッキリとするのですが、今までのアプリのように画像が荒れてしまう事がありません。
続いて「半径」の数値を上げるとドンドン強いシャープがかかって行くのが分かります。
つまり、このシャープの半径が大きくなればシャープの適応される範囲がドンドン広がり、小さくすると狭くなるという風になっています。(Photoshopのアンシャープマスクの逆ですね)
今回は若干のシャープネスでいいので量も半径も少なめに調整しました。
このような細かな指定が出来るのです。

・各種メニュー

ここまで作業を進めると、画面上部にパネルが増えている事に気づくと思います。

  • 「比較」はタップしている間、加工前の状態を確認できます。
  • 「元に戻す」は作業をキャンセルして一つ前の状態に戻せます。
  • 「やり直し」はキャンセルした作業を再適応する時に使います。
  • 「閉じる」はファイルを閉じます。その際に保存するかどうかを聞いてきます。
  • 「完了」は作業を完了しデータを保存または共有する際に使います。


今回は完了を選んでみます。
この様に共有・保存の画面がでますので、目的のボタンをタップします。

・オーバーレイ

以前やりました「周辺減光」風の効果は「オーバーレイ」から選びます。
オーバーレイの一覧。
矢印の付いているものはダウンロードして使用する。

「オーバーレイ」では画像の上に重ねて合成処理する事で様々な効果が実現できるようになっています。
今回は「デフォルト」のセットの中から「ヴィネット」を選びます。

オーバーレイ機能の面白いところは適応後、スライダで掛かり具合の調整が行える点です。
これにより自然な形での合成画像を作る事が出来ます。

・エフェクト/枠線/タイプ/ステッカー

他にも色々な機能が有りますので見ていきましょう。
水彩画風のエフェクトの使用例

画像に特殊効果を加える「エフェクト機能」も満載です。
かなりの数が用意されています。
エフェクト選択後の画面。
オーバーレイのように複数のセットが用意されている。

デフォルトのエフェクトを選んだ状態。
何故か人名の付いた項目が並んでいる。

枠線を使うと画像に様々な枠を付けることが出来ます。
エフェクトと合わせて使うと効果的でしょう。
Pixlrは文字入力が出来ます。
タイプを選択するとフォントや色を指定して文字入力ができます。
意外に今まで無かった機能ですね。
また、ステッカーを用いてデコレーションすることが出来ます。
これも色々な種類が用意されていますので面白いでしょう。
ステッカーは貼り付けた後に大きさや向きの変更がドラッグやピンチでできるようになっています。

・コラージュ

個人的に気に入っている機能を最後にご紹介します。
起動画面の「コラージュ」を選択する事で複数画像を一枚にコラージュしてまとめる事が出来るのです。
先ずコラージュする複数の画像を選択します。
選択する枚数で自動的にレイアウトが決まります。
4枚でしたので単純な4分割画面でコラージュされました。
この状態で画像をドラッグすると位置の変更が可能です。
レイアウトにはバリエーションが有ります。
4枚の画像でも幾つかのレイアウトが用意されていますので、強調したい内容に合わせて使い分けましょう。
他には背景色の変更が可能。
枠線の幅を変更。
枠のエッジ形状の変更。
縦横の比率の変更などが可能です。
枚数や使用目的に合わせて設定して下さい。
コラージュの場合は保存・共有する画像のサイズがかなり大きなものになります。
適切なサイズを選択して使いましょう。

この他、調整機能の部分でもまだ紹介していない機能がたくさんあります。
本当に多機能で細かなフォトレタッチを行いたいという方は是非マスターすると良いアプリだと思います。

2015年9月26日土曜日

Pixlrシリーズ

モバイル用の画像処理アプリとして「Photoshop Express」「Snapseed」を紹介しましたが、更に紹介したいのが「Pixlr」というアプリです。

Autodesk Pixlr


かなり多機能なので細かな解説は次回にしようと思いますが、今日は大まかな説明を。

「Pixlr」は主に4つの形態・バリエーションで展開しています。

  • Pixlr Editer:Adobe Photoshopのようにレタッチや合成の出来るWebアプリケーション
  • Pixlr Express:簡単な操作で画像加工が出来る「Photoshop Express」のようなWebアプリケーション
  • Pixlr Mobile:iOS/Android/Windows8用のフォトレタッチアプリ
  • Pixlr Desktop:Pixlrのデスクトップアプリケーション版
Photoshopのようなインターフェースと機能を持つ「Pixlr Editor」
Webブラウザ上で動作する「Webアプリケーション」

モバイルアプリと同じように簡単な操作で加工が出来る「Pixlr Express」
これもWebブラウザ上で動作している

Google Chrome用アプリ「Pixir Touch Up」
基本はWebアプリ版のExpressと変わらない印象
ネットに繋がっていないオフラインでの動作が可能

記憶では最初にPixir Editorの原型がネットで公開され、色々な派生バージョンが出てきたと思います。
Webアプリなのですが、PC内にある画像データの編集が可能で、PCへ保存する事も出来、現在だとクラウドへの保存なども可能。
Google Driveの新規書類作成でフォーマットが準備されている程です。

GoogleDriveで新規書類を作るメニュー
Pixlr Expressの項目がある

基本無料で使えますので、画像を加工してみたいという方は使ってみる事をお勧めします。
ちなみにAutodeskはCADや3DCGの世界では非常に有名なデベロッパーです。
ですので無料とはいえ非常に完成度が高く、本格的な作業が出来ます。

次回はモバイルアプリ版をご紹介しましょう。

2015年9月17日木曜日

Photoshop Express

Adobeがこの数年モバイルアプリに力を入れているのは知られていますが、その殆どはサブスクリプションの購入を前提とした物が少なくありません。

その中でもごくごく初期の頃から無料配布(アプリ内購入はあり)でサービスしてきたモバイルアプリに「Photoshop Express」があります。

具体的にどのような事が出来るのか、写真のレタッチをベースに紹介します。

Photoshop Express


・起動画面

アプリを起動すると初回はクリエイティブクラウドの接続のためのAdobeIDの登録を促されますが、登録無しでも使えます。

起動後の画面には4つのアイコンが表示されています。


「カメラ」はスマートフォンやタブレットのカメラで撮影しながら加工するもの。
「ギャラリー」は撮影後のフォトギャラリーに記録された画像を選んで加工するもの。
「Creative Cloud」はAdobeのクラウドサービスに保存した画像をダウンロードして加工。
「Adobe Revel」もAdobeのクラウドサービスですがSNSに近いものです。そこから写真をダウンロードします。

また、左上の歯車のアイコンは環境設定で、AdobeIDの登録などが可能です。



では、ギャラリーから写真を選んでみます。

・基本インターフェース

写真を開くとこのような画面になります。



Photoshopと名前が付いていますが、操作が簡略化されているのでPhotoshop Elements的なシンプルな構造を思い出します。

では、フォトレタッチをしてみましょう。

・自動調整

とにかく単純に写真を「良い状態」にするには、画面上部中央の自動調整のアイコンをタップするだけです。



すると、アプリ側で濃淡のバランスや色かぶりなどを補正してくれるのですが、あくまでも機械的に処理をしているだけ(色調補正のアルゴリズムに従って)ですので逆にあまり良い印象の写真にならない事も多いです。


・外観

外観の機能はサムネイルという小さな画像で表示されている加工後のイメージをタップするだけでその補正を行ってくれるという機能です。
こちらだと基本的な加工後イメージを確認できるので自分のイメージに合った補正が出来るかもしれません。

ここでは紗がかかって幻想的なイメージになる「ドリーム」を選んでいます。

外観の中には鍵のマークが付いた物があり、これらは購入しない限りは使えないようになっています。

・補正


補正のアイコンをタップすると細かく画像の各要素を設定できるようになります。
例えば写真の明るさを調整する「露光」を操作してみます。

露出オーバーの例

画像下のスライダを右に動かすと露光量が増えて行き、オーバーなイメージになります。
また、左にスライドするとアンダーなイメージになります。

露出アンダーの例

ちなみに左端の「自動」をタップすると「自動露光」になり、適切だと思われる明るさにしてくれます。
(この原理に関してはGIMP講座でのヒストグラムで解説しています)

・コントラスト/ハイライト/シャドウ

個人的な好みでやや露光量をアンダーにしたので、次にコントラストを調整してみようと思います。

コントラストは画像の明暗差の事で、差が大きいと画像が濃くなり、差が小さいと薄くなります。
スライダを右に動かすとコントラストが高くなり濃い画像に、左でコントラストが低くなり淡い画像になります。


露出アンダーで明るい部分がやや少なくなったので、ややコントラストを高くして明るい部分と暗い部分をくっきりと力強くしてみました。

その他にハイライトを調整すると画像の明るい部分の範囲をシャドウを調整すると暗い部分の範囲を調整できます。

Photoshopに慣れている方だとレベル補正やトーンカーブによる色調補正をイメージすると良いでしょう。

・色合い

ここまでは明るさを中心に補正してきましたが、色の補正をしてみましょう。

スライダを右に動かした例。
青~紫の色が強い。

色合いではスライダを右に動かすと青みが強くなり、左に動かすとその補色である黄~赤色が強く出て来ます。
補色は反対色ですので補色の間の色の変化(グラデーション)が画像全体に影響します。
この辺りは色の三属性とか加法混色の原理などを知っておく方が良いのですが、ここは単純に画像において白っぽい部分を確認してみましょう。


明るい部分にはその画像に特に強く全体に影響する色が表れます。
個人的にはやや青みが強いような印象を受けたので、青みが強くなる右ではなく反対の左にスライダを動かしています。

この様に色味の調整をする事をホワイトバランスと言います。

・自然な彩度

色の鮮やかさを調整してみましょう。
自然な彩度では色の濃淡を調整できます。
スライダを右に動かせばビビッドに、左に動かせばグレーに近づいていきます。

スライダを一番左にして彩度を下げた状態。
「彩度」ではなく「自然な彩度」としているのは彩度0=グレーとなるはずなのだが、
うっすらと色が残っている状態になっているように微調整を行っているからだと思われる。

今回はやや鮮やかな色味にしてみました。

若干ビビッドに彩度を指定した。
あまり上げ過ぎると逆効果になる。

・シャープ

最後に先鋭化を行って、画像をクッキリとさせます。

シャープのスライダを右に動かすとドンドン画像がクッキリしていきます。
あまり上げ過ぎると画像が荒れますので適度な値にしておきましょう。

ホンの少しだけシャープを入れる。
エッジがやや際立ってクッキリとした印象を与える。

・フレーム/エッジ


画像には枠を付けることが出来ます。

今回は個人的な趣味で周辺減光っぽい雰囲気になるビネットの黒を指定しました。


・レタッチ


画像の修正を行うレタッチ機能もあります。

Photoshopで言うところの修復ブラシ・スポット修復ブラシのような感じです。
上手く修正するにはズームを上手く使ったりとコツがいります。

・トリミング


トリミング機能では画像の構図の決定や傾き調整、回転・反転などが行えます。


トリミングの画面。
枠をスナップしながら構図を整える。
下には傾き調整などのインターフェースが見える。


また、制約を選ぶと構図を様々なサイズで決めることができます。

制限の中の各フレームサイズ。
必要に応じて使い分けるといいだろう。

・オリジナルを表示


オリジナルを表示をタップすると元画像と現在の加工状態を切り替えて表示・比較出来ます。
どのように変化したか確認するのに便利な機能です。

・保存/共有

右上のAndroidではお馴染みの共有マークでデータを保存。

作成した画像は端末に保存、またはAdobeのクラウドサービス、または様々なアプリケーションを介しての共有が行えます。

撮影した写真をレタッチしてSNSに投稿などが可能な訳です。

他にフラッシュでの赤目の修正などの機能もあり、基本的な写真修正の為のツールは揃っている感じです。

Photoshopであれば現像アプリのLightroomやレイヤーなどの合成機能も持ったPhotoshop MIXなどもモバイル用に提供されています。
その中でも一番簡単に使えるのがこのPhotoshop Expressになるでしょう。

また、これと同様の画像処理アプリも色々ありますので、またそれもご紹介したいと思っています。