2012年7月29日日曜日

一生涯勉強か...

毎週土曜に初の受講生の方のパソコン基礎授業を行なっていますが、今週タイピングをしてもらったところ、入力時間が半分でミスも一桁前半に抑えるという非常に好成績。
フリーのタイピングソフトで自宅学習してくれたようで、眼を見張るほどの進歩です。

この方、数週間前までは全くキーボードを使った事がない状態。先週の段階ではまだキーの位置の把握が覚束ない状態でした。
ですが、一週間自主トレして、ちゃんと成果を出してくるというのは...。素晴らしいです。

授業後、少し雑談していたのですが、何とお歳が79歳。もうすぐ80になると。

いやー、凄いです。
仕事で使う事があるのでという事で教室に来てくれたのですが、まさかそのような年齢だったとは。
(私はあまり年齢にこだわらないので個人情報の中に年齢を調べていなかったのです)

人間、一生涯勉強ですよ。

私もよくネガティブになって、色々諦めそうになるので、反省ですね。


教室の看板がだいぶヘタって来てたので、しっかりとした作りのものに変更しました。
とは言え、以前と同じようなラミネートした物をアクリル板に貼りつけただけなんですが。
強力タイプの両面テープにガムテープみたいな色が付いていたのはちょっと誤算でしたね...。
ま、でも、しっかりした分、見栄えも良くなったし、存在感もあるし。
もっともっと、看板関係は色々やってみたい事もあるんですが、少しずつ実現してみようと思っています。

先ずは、軽率ながら「何かやる」事から。ですかね。

2012年7月25日水曜日

レタッチ入門~レベル補正その2

久々にレタッチ入門を更新します。
今回は実践編。

5.レベル補正・実践


レベル補正機能を使って写真の補正を行なってみましょう。

1.  明るすぎる画像(露出オーバー)の修正


この写真は全体的に白っぽく撮影時の光の量(露光量)が多い状態であった事が分かります。
写真は黒から白への階調(トーン)が充分にある方が良いのでこの写真を適正な露出に変更します。

・メニューバーの「色」を選び、項目から「レベル」を選びます

・ヒストグラムを確認すると、暗いピクセルが「無い」事が分かります。明るすぎる画像の場合はこうなっている事が多いです。



・左側の黒のスライダをヒストグラムが始まる所まで移動させます。以前解説した通り、黒のスライダのある所が最も暗いピクセルになるので、ヒストグラムの左端のピクセルはグレーから黒に変わります。



・画像に黒いピクセルが出来たので、画像に陰の階調が出来ます。
左が補正後、右が補正前。
左側の影の部分に黒が目立つようになっているのが確認できる。



陰の階調が出来ると画像が黒く引き締まるので力強く程良い明暗が出来ます。
ヒストグラムは基本的に右端が白、左端が黒になるように調整して適正な明るさを指定します。

2012年7月21日土曜日

久々の近況

ちょっとブログ更新が滞っておりました。
妙にバタバタした状況が続いておりまして、いま丁度一区切りついたところです。

教室の方は7月に入って少しずつですが運営が動き出しました。
ちょうど本日最初の受講生の第2回目の授業を行ったところです。
まだまだパソコンを楽しんで使ってもらうまでは時間がかかりそうな感じなのですが、お互いに焦らず、じっくりと進めて行きたいと思っています。
特にタイピングに関してはキーボード慣れしていないという事もあって何とか使いこなしたいという意志が強くあるような感じです。
そういう本人の強い意志があれば何でも出来るようになると、私は信じております。

その他の受講希望者の方の面談も終わり、月末から来月頭にかけても色々始まりそうな感じです。
また、請け負いで行っている講師業も徐々に忙しさを増しており、授業運営・計画などやる事は増えてきています。

ですが、まだまだ教室は受講生募集しています。

夏休みにも入りましたので、この機会にちょっとパソコンで色々出来るように勉強してみたいという方はぜひご連絡ください。
スケジュールはホームページ上で確認できます。
現在は平日夕方が結構空いてます。
夕方になって少し涼しくなってから、いかがでしょうか?

しかし、考えている事は色々あるんですけどね。
例えばどこかの会場を借りて、簡単なフォトレタッチ講習会とか。
どの位集まるかは分かりませんが...。
ニーズあります?そういうの。

2012年7月11日水曜日

初めての受講生が...

ちょっとバタバタしていてなかなか更新できませんでしたが、実は色々な事がありました。
特に教室に関係する事では、ついに初めての受講生が来てくれました。
ご自分でPCを所有されているのですが、独学で何とか使えている状態なので、ちゃんと使えるようになりたいとの事。
色々お話を聞いて、今後の授業の方針を決定し、現在カリキュラムの考案中です。
授業開始は今週土曜から。
少しずつですが動き始めた感じがあります。

こうやって色々な事が始まりながら、逆に色々な事が消えても行く。

何か少しそんな事も思いながら、日々を生きております。

今週末にも受講の面談があります。
夏休みに向けて、パソコンの勉強してみませんか?

詳しくはホームページにてご確認下さい。

一段落したらまた、GIMP講座を再開しましょうかね?

2012年7月3日火曜日

レタッチ入門~レベル補正その1

教室の看板が日に焼けて早速色褪せてました。
また、このところの雨や風でかなり傷んできてもいます。

しかし、7月に入ってついに教室運営が本格化、つまり受講生が誕生しそうな状況なので本腰入れて頑張らねばというところです。


結構軽率に見切り発車したところもあるので、少しずつ軌道修正をかけて行かないとなぁ。


と、近況を書いた所で、また、見切り発車なGIMP講座です。
ではでは。

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レタッチ入門編


写真を修正してみよう(色調補正編)


・レベル補正とヒストグラム


GIMPにはデジタル画像の色味や明るさなどを修正する様々な機能が備わっています。この機能を用いて色調補正という作業を行ってみましょう。 
レベル補正とは画像の明るさの分布の修正です。画像の明るさの分布というのは、画像を構成している画素(ピクセル)がそれぞれどの程度の明るさを放っているのかという分布になります。これらの画素に最大・最小の明るさや中間の明るさなどを指定する事で画像を明るくしたり、暗くしたり、また、明暗のコントラストを強調したり、一定以上の明るさを均一にしたりという処理が行えます。
このレベル補正と切っても切れないのが、ヒストグラムという画素の明暗の分布図です。(図)
ヒストグラムは画像に使われている画素の明暗の数を黒(暗)から白(明)のグラデーション上に分布したグラフの様なものです。このヒストグラムで明るさを変更する事でレベル補正を容易に行う事が出来ます。
具体的な操作を説明します。

画像ウィンドウ上部のメニュー欄に「色」と書いてある項目があります。これを選択して、中から「レベル...」と書かれている項目を選んでください。

「レベル」というパネルが表示されます。この中の黒い山のようなグラフがヒストグラムです。
ヒストグラムの下に黒・グレー・白の3種類の三角形があります。この三角形を一般的に「スライダー」と呼びます。このスライダーを動かすことでコントラストの調整などを行う事ができます。

1.ハイライトの設定


画像の明るい部分の調整をしてみましょう。

レベルパネルのヒストグラムの右下の白い三角のスライダをマウスでドラッグして左に移動させてみてください。

スライダを動かす前と比べて白く明るい部分が非常に強調されているのが分かるでしょうか。
この白いスライダーは移動させた位置より右側にあるヒストグラムの明暗(階調・トーン)を全て最大の明るさである白に変更するという機能を持っています。つまり、明暗のあった部分を単一の白という色・明るさに変更したため白い部分が増え、画面に明るさ(ハイライト)が増したのです。

2.シャドウの設定


では、白のスライダを元に戻して左側の黒のスライダを同じくドラッグして右にずらしてみましょう。

先程とは逆に、暗い部分が強調された画像になっているのが分かるでしょうか。
黒いスライダーは移動させた位置より左側にあるヒストグラムの明暗を全て最大の暗さである黒に変更するという機能を持っています。つまり明暗のあった部分を単一の黒という色・明るさに変更したため黒い部分が増え画面に影(シャドウ)が増したのです。

3.中間調の設定 


更に黒のスライダを左に戻して、真ん中のグレーのスライダを動かしてみましょう。

この画像では左の方に移動させていますが、画像を見ると影になっていた部分が明るくなっているのが分かると思います。
グレーのスライダは中間調を表すものです。中間調とは白と黒が半々の状態で混色された「中間の明るさ」を意味し、このスライダのあるヒストグラムの位置(明るさ)が明暗の半分の位置になります。
上の画像のように中間調のスライダを左に動かすと、右側の広くなったヒストグラムの部分が「明るい色の分布」となり、左側が「暗い色の分布」となる。すると、画像全体では明るい色の分布が増え、暗い色が減るので画像自体は明るくなるのです。そして逆に動かすと画像は暗くなります。
中間調は明るさの配分を変更するので、白・黒のスライダで画像の明るさを変更するのとは全く異なった結果になります。

2012年7月1日日曜日

レタッチ入門〜GIMPを使ってみる

レタッチ入門編〜GIMP

2.GIMPで出来る事

デジタル画像はソフトウェアを使う事によって様々な編集を行う事が出来ます。そのソフトウェアの一つがGIMPです。

GIMPはオープンソースという形でインターネット上で公開されており、我々は無償で入手し使用できます。

デジタル画像の色合いや明るさを変えたり、画像から一部分を切り取って別の画像に貼り付けたりなど様々な画像処理を行うことが出来ます。
また、GIMPでの様々な操作はAdobe Photoshopなどのプロユースのソフトウェアと共通する点も多く、デジタル画像の基本編集概念を学ぶのにも非常に良いソフトと言えるでしょう。


GIMP
http://www.gimp.org/

3.GIMPのインターフェース

GIMPの各部の機能を確認しましょう。



1.ツールボックス
GIMPで使用する様々な「ツール(道具)」が準備されています。
ツールはアイコンをクリックする事で選択できます。
ツールには描画や彩色の出来るブラシや画像の任意の部分を選択するマーキーなど色々な物が揃っています。
また、ツールボックス下部のオプション項目で選んだツールの詳細な設定をする事も可能です。

2.画像ウィンドウ
GIMPを用いて開いた画像を表示する部分です。
また、ツールボックスには入っていない様々な機能を選ぶ事が出来ます。
データの保存、色調の補正、フィルタ処理、レイヤー操作などはここから行う事が可能です。

3.ドック
幾つかの機能をまとめたタブが組み込まれています。
主にはレイヤー、チャンネル、パスなどの画像合成に使用するものとブラシサイズやグラデーションのバリエーションなど描画に関するものなどが表示されています。
高度な画像処理を行う際には必須の機能が集められています。

GIMPはこれらのインターフェースを使いながら様々な画像処理を行っていきます。
詳しい使い方は追々説明して行きます。