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2016年11月14日月曜日

PRIORI3 LTE購入

またまた長らく教室ブログの方を放置してしまいました。
丁度10月から後期授業が本格化すると同時に、教室とは別で請け負っている出張レッスンの申し込みが急に増えたりで、教室だけでなく、色々滞る状態になっておりました。
秋だというのに妙に暖かかったり、そうかと思うと急激に真冬並みの寒さになったりで、夏の疲れもあるのか、やや体も調子がイマイチだったりもあって...。

で、私の調子だけでなく、それよりも駄目になってしまったのが、愛用のスマートフォンでした。
2年とちょっと使ってきたのですが、10月になってみるみるうちにバッテリーがヘタって来まして。
出張レッスンやなんやらで飛び回る事が多くなっていましたので、スマートフォンを買い替える事にしました。

新しい機種はFREETELのPRIORI3 LTEという低価格ないわゆる「格安スマホ」。
SIMフリーが一般化する以前からコストパフォーマンスのいいローエンド機を愛用してきたので、比較的、機種の選定はし易かったです。


カラーバリエーションがあるのですが、上の画像と同じルビーレッドにしました。
結構、いい色です。

今回は前の機種であるStarQ Q5001が5インチ画面でちょっと携帯性が個人的に段々とイマイチになって来ていたので、コンパクトサイズの4.5インチのモデルを選びました。(もう一つ上位の機種はバッテリーが2倍の容量ですが5インチなので)
全体的には低めのスペックなのですが、 最近の使い方だと充分なのであまり気にはなりません。
個人的な必要最小限はちゃんと満たしてくれています。

日本ではiPhoneが一般的なのでどうしてもスマートフォンの基本スペックが上がりがちな印象があります。
iPhoneの性能は実はかなりハイエンドなものですよ。ですので、お値段も実はかなりのもの。
それに対してAndroid端末はピンからキリまで色々。
その中で自分の趣味に合ったものを探せるのは、個人的にAndroidの強みだと思っております。

現在だから敢えて言うと、多様性は本当に重要だと思います。
面倒な事だと思う方も多いでしょうけれど。ね。

2014年3月25日火曜日

SIMフリーとは?その4

・今までの記事はこちら

●b-mobile X SIM
X SIM
昨年末に急遽b-mobileのSIMのユーザーにアナウンスされた新しいサービスがこの「X SIM」でした。
一見すれば「スマートSIM」のプランに高速通信が必ず付いた状態で、データ使用量の上限を超えた場合でも、以前よりもやや速い200Kbpsでの通信が出来るというサービスです。
また、価格が結構お得に抑えられており、「スマートSIM」ユーザーにとっては待ち望んでいたようなサービスです。

おそらくこのSIMは昨年半ばから急に増えて来たMVNOによる低価格SIMに対向するための製品だと思われます。

このようなタイプのSIMカードは日本通信を始め数社程しか販売していなかったのですが、NTTコミュニケーションズの参入から急激に増え始め、高速・低価格化が一気に進んでいたのです。

やはり背景には、スマートフォンの通信費の高さがあるかと思われます。
定額料金による高速通信は今は当たり前ですが、やはりその代わり料金設定が高めになっている点はユーザーにとってかなりの負担になっていたのだと思われます。
更には待ち受け時間やバッテリーの持ちなど従来の携帯電話と比較しても決して高性能とは言えないスマートフォンをデータ通信専用として、通話は携帯電話という風に2台持ちをする人も多く、割高な料金を払う必要があったりという事もあるでしょう。

安価でそこそこ使える通信環境は望むべくして登場してきたのだと思います。

「X SIM」ですが、最初は一日40MB分の高速通信が出来るサービスを使っていました。
接続し放題ながら150Kbpsの「スマートSIM」からすると、やはりIDEOS端末とは言え速さは実感します。
速度の上限は特に制限がないので、端末がLTEに対応しているとおそらく数十~100Mbpsという速度も多分出せるでしょう。

で、一日40MBの「プランN」だと、一ヶ月分で約1.2GBのデータ量が通信可能な訳ですが、どうも一日分の40MBをきっちり使い切らないといけないという強迫観念みたいなものが使っているうちにふつふつと出てきたのですね。
多分、私の使い方だと、一日に平均的に20~30MB程で、毎日余らせてたのです。
で、無理やり大量に通信するソフトを使ったりしていたのがどうも無駄かなとも思い始めて、最近一ヶ月600MBのプランに切り替えました。
現在、約半月ほど経過しましたが600MBの内150MB程しか使っておりません。
Operaブラウザのようなデータ通信量を軽減できるアプリを使っているせいもあるでしょう。
また、必要以上に通信を移動しながら使っていないというのもあるかも知れません。
現在、使用状況を自らリサーチしております。

●プラン変更
上記のようにSIMフリーにおけるサービスは絶対ではないですがプランの変更が月単位で出来るなど非常に柔軟で、使う量をプリペイドで払うものもあり、例えば子供用の端末にプリペイドでデータ通信量や使用期間などを制限しておくような事も可能です。
上手く使えば、モバイル通信において本当に必要不可欠な情報を取得する為に端末をネットに繋げる癖をつけるような「メディアリテラシー」教育にも役立つかも知れません。
一般的なキャリアのデータ通信サービスは使いたい放題という面で魅力的ではありますが、データの無駄遣いという側面も同時にある訳で、その点をしっかりとヴィジョンを持って「活用する」能力は今後必要になってゆくかと思われます。
SIMフリー端末のこのプランの多様性は自分の使い方に対して最適なサービスを選ぶ自由がユーザーにはあるという面で非常に魅力的です。
ただ、よく考えながら選ばないと失敗する事になりますので、あまり難しく考えたくない人は大手キャリアのプランに身を任せる方が良いかも知れません。

●続々増えるSIMフリー端末
SIMフリー端末自体が日本では数少ないものでしたが、最近は徐々に増えて来ました。
GoogleのNexusシリーズやAppleのiPhone。
FreetelやIDEOSと同じファーウェイのMedia Pad Lite,最近だとLenovoやASUS、Acerなどのタブレット端末やスマートフォンも始めからSIMフリーで発売されていたりしています。

機種が増えると目的に応じた選択の幅が増えて、よりニーズに合った端末を選ぶ事が出来るようになるかと思います。

個人的にはこのようなデジタルメディアの展開は非常に面白く、楽しいものなのですが、みなさんはいかがでしょうか?

マニアック過ぎる?かな?

2014年3月5日水曜日

SIMフリーとは?その3

●スマートSIM980
スマートSIM
IDEOSに付属のU300の使用期限が終わったので、同じb-mobileの「スマートSIM980」にSIMを変更。
これは月毎の定額980円でデータ通信が利用できるSIMカードで、但し通信速度が150KbpsというU300の半分の速度。
U300で遅い回線でデータ通信を効率良く行う方法をなんとなく見出していたので、その半分でも上手くやれば使い物になるんじゃなかろうかという、ちょっと挑戦的な目論見と、どこまでコストパフォーマンスを向上できるかという点であえてコレにしました。
本当はもう一つ上のランクの1980にしようと思っていたのですが、まぁ、980を試してみて、やっぱり使えないと思ったら高速通信が使える1980に変えようと思っていたのです。
ですが、この980、思った以上に使えました。いや、私のモバイルの使い方なら充分なくらいでした。
150Kbpsという速度は大体、昔の携帯電話でのインターネット通信ぐらい。いわゆるMOVAやcdmaOneとか。ISDNの電話回線が126Kbpsだったはずなので、21世紀に入ったばかりぐらいのネット回線をイメージすると良いかも知れません。PHSを利用したノートPC用のデータ通信モジュールなんかも大体このくらいの速度でしたね。
...という事は、結構使えるんですよ。
出先でメールをチェックしたり、テキストベースのWebサービス、例えばツイッターやフェイスブックなんかを使う分にはあまり問題はありませんでした。
驚いたのは、IDEOS端末でもその他の端末でもそうでしたが、GoogleMapが意外に普通に使えるんですね。
航空写真のレイヤーを重ねると極端に重くなりますが、通常の地図表示であればほぼ問題ありません。
画像なんかはサーバー側である程度の圧縮処理をしているようで、若干軽量化されており、それも通信速度の体感が意外に速く感じる要因になっているかと思います。

私は更にメインブラウザとしてOpera miniを使用しました。
これは端末にWebページを読み込む際にOperaのサーバーを経由させてページのデータを徹底して圧縮し軽量化したものを利用するもので、体感速度がとにかく速い。動作が気持ちよくストレス無くこの「ナローバンド」な150Kbpsを利用するには最適のブラウザです。

ちょっとした工夫は必要ですし、無理は出来ませんが、自分にとって必要なモバイル環境やそれに寄って得られる情報はこの月額980円の低コストで充分に得られるのだと確信できました。
わざわざ1万円近い定額料金を払って無駄にデータのやり取りをする必要は自分には無いのだとも再確認しました。

そんな感じでモバイル機器を利用していた年末に、お年玉とも言えるニュースが飛び込んできました。
それは昨年急に拡大し始めたMVNOによる低価格高速通信に迫る新サービスにスマートSIMから料金そのまま移行できるという事でした。
それが「b-mobile X SIM」というサービスです。

...もうちょっと続く。

2014年2月26日水曜日

SIMフリーとは?その2

前回の続き。

●SIMフリー端末を導入した訳
私がSIMフリー端末を導入した理由は、出来るだけ安い通信費でMacBookやiPod Touchを出先で常時接続できる環境が欲しかったから。
実は今でもモバイル端末がフィーチャーフォンなので、テザリングで様々な機材をネット接続させるにはモバイルルーターの導入が必要でした。
特に当時はネットワーク環境の無い大学で授業を行ったりしていたので、参考資料的にネットを見せたり、また業務関連のメールなどをチェックしたりする事がなかなか難しかったのです。
契約しているキャリアのモバイルルーターを色々見ていても、結構割高で、なかなか踏ん切りが付かない状況だったのですが、知人がツイッターで「IDEOS」という端末の事を話題にしていて、「もしや、これは!」と調べてみて、結構理想に近いと思い、購入。
届いた翌日から移動トラブルで状況対応において大活躍してくれました。
この時、モバイル端末がインターネットの各種サービスに常に接続出来る状態の便利さを感じました。

●IDEOSという端末
IDEOS b-mobile版
私が購入したのは日本通信(b-mobile)のIDEOS。この端末はEMOBILEでも販売されていますが、日本通信版はニーズに合わせて様々なSIMを利用でき、また通信速度が低速なものだと非常にコストを抑える事が出来るのが魅力です。
購入時はモバイルルーター兼ちょっとしたスマートフォン代わりの端末というイメージでした。
OSはAndroid2.2。今ではかなり古い部類ですが、基本スペックの低いIDEOSには丁度かも知れません。
また、iOSと違って古いOSでも結構アプリが対応してくれるので、メチャクチャ不便という感じも今のところありません。Instagramなど新しいOSを求めるアプリは別でしょうけれど。
なので、普段から外出時のメイン端末として使っております。
小さいのであまり邪魔にもなりませんしね。
ただ、地図アプリでかなり現在位置がズレてしまうなどの低スペックならではの問題はありますが、これは「テザリング」で結構クリア出来たりしました。

●U300
b-mobile3G・4G U300
IDEOSに付属していたSIMは「U300」というb-mobileの代表的な低価格SIMでした。
これは一ヶ月使い放題で2980円という低コストを提供するタイプのSIMで、但し音声サービスは一切無し、また通信速度は300Kbpsというかなり遅いものになります。
この速度がどれ位のものかと言うと、FOMAやWINと言った携帯電話の通信速度が数Mbpsですので、その1/10以下程度の通信速度と考えていいでしょう。
じゃ、使い物にならないのでは?と思うかもしれませんが、IDEOS自体がそう高機能ではないので単体で使う分には「まぁ、こんなものか」と納得できる感じ。
それでも、メールやツイッター、GoogleMapなんかもそれなりに普通に使えます。
まぁ、なんせ、90年代からネットやってますからね、私は。当時はアナログモデムで28.8kbpsですよ。300kbpsなんて夢の高速通信ですよ。(笑)
それよりも、IDEOSをテザリングしてモバイルルーターにしてiPod Touch 4thやMacBookを接続した時、結構使い物になる体感速度だったのは驚きました。
やはりハードウェア性能がそこそこ高いと通信を効率良く処理できるのか結構快適に使えました。
更に、地図アプリでの「ズレ」もiPodやMacでは基本的に無く、IDEOS端末での不満点はテザリングによる外部機器の接続でほぼ解消出来ていました。
IDEOS付属のSIMは200日という長期に渡って使えましたので、これでAndroid端末の使い方、モバイル向けの様々なWebサービスの活用などを色々学習しました。

そうして、200日が経ち、SIMの利用期間が終わるために、次に新たなSIM「スマートSIM980」へと乗り換えるのでした。

...もうちょっと続く。

2014年2月11日火曜日

SIMフリーとは?

最近、よく色々な所で話題に上がってくる「SIMフリー」ってなんなんでしょう?

実は私もSIMフリー端末のユーザーですので、約一年半程使ってきた経験で、ちょっと色々まとめてみます。

●SIMとは?
SIMカード(シムカード、Subscriber Identity Module Card)とは、GSMやW-CDMAなどの方式の携帯電話で使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカード。(Wikipediaの「SIMカード」の項より) 
携帯電話やスマートフォンに小さなSDカードのような部品を差し込んであるのを裏蓋などを開けたりすると確認できたりしますが、あのカードがSIMです。(auなんかだとUIMなど別の名前になっていたりもしますが)
あのカードには様々な情報が記録されており、それを元に契約している通信サービスを利用できるようになっているようです。
日本ではあまり意識しませんが、他国が地続きになっているヨーロッパなどでは国をまたいでのモバイル利用も必要で、その為、このカードを交換すれば一台の携帯電話で複数の国の通信サービスを利用できるようになるのです。
なので海外の携帯電話は基本的に仕様が合えばどの会社のSIMでも利用できる「SIMフリー」端末が多く、日本のように携帯電話会社(キャリア)毎に仕様が制限されているような事はあまり無いようです。

●SIMフリー端末
上記の事があり日本では各キャリアのサービスに従って携帯やスマートフォンを利用するしか無かったのですが、MVNOという業態が徐々に大きくなるに連れSIMフリー端末が日本でも出回り始めるようになります。
MVNOというのは簡単に言うと大手のキャリアの回線を借りて別のサービスを展開する通信業者で、元のキャリアと異なり安価なサービスを提供しています。
ただ、サービス自体がデータ通信に特化していたり、安価な分だけ通信速度が遅かったり高速通信のデータ量制限が少なめだったりという制限はあります。
音声通話を利用しないパソコンを外でネットにつなげて利用するユーザーのモバイル機器などに主に利用されていますが、そこに「SIMフリー端末」が投入されていきます。
私の愛用するSIMフリー端末「IDEOS」

おそらくキャリアから借りているSIMを携帯電話のような端末で利用するには元々のキャリアの端末を利用するのが手っ取り早いのでしょうけれど、キャリアも自社サービスがあるのにわざわざ同業他社へのハードウェア供給などしないでしょう。
で、SIMの仕様さえ合致すれば利用できるSIMフリー端末が使われるようになってきたのだと思います。
主には海外で端末を多く流通させている中国・台湾・韓国またはヨーロッパの機種が多く、国産モデルは殆どありません。
写真の「IDEOS」はイオンでも取り扱われていた比較的メジャーな端末で、単体でのスマートフォンとしての使用やテザリングによるWiFiとしての利用も出来る便利な端末です。
ただ、端末も安価なので機能的にはかなり低いものになっております。

私も知り合いのツイートでこの端末を知り、ちょっと必要を感じていた事もあったので購入して今でも欠かせないものとして使っています。

この他に数機種程度しかこのようなSIMフリー端末は無かったのですが、この一年半のうちにどんどん増えて行き、今ではあのAppleもiPhoneとiPadのSIMフリー版を販売するようになっております。

●安価なSIMカード
SIMフリー端末が急速に増えてきた理由の一つが「安価なサービス」を利用出来るという点だと思います。
日本通信の提供する「スマートSIM」。
三段階の価格設定があり、それぞれにサービス内容が異なる。

例えば、スマートフォンの利用者なんかだと、音声通話は殆ど使わず、データ通信だけしか必要ないのだけれど、音声・データの両方が料金に含まれているので割高になってるという人も多いかと思います。
また、通話も最近はIP電話や音声チャットなどを利用するユーザーも多いのでより割高感はあるでしょう。
更にはLTEのような高速通信は不要だという人や遅くてもいいから安い料金で利用したいという人もいるでしょう。
MVNOの提供するSIMは多様なニーズに合わせたサービスを提供するものが多く、「なんでも出来る」キャリアのサービスとは異なり、「自分が欲しいサービスを選ぶ自由」が近年受け始めているように感じます。

ただ、このようなSIMを使用する際の責任はユーザー自身に大きくあり、ある程度のネットワークなどに対する知識やサービスへの割り切りが必ず必要になります。
ですので、単に安価さだけを求めると大きな失敗になる可能性が高いものだと認識しておく必要はあります。

だいぶ長くなりましたので、続きはまた後ほど。